諭吉佳作/menたち

書きたいことを書きたいように書くかもしれないし書かないかもしれません

2021.7.1

 7月1日だ。びっくりだ。もう7月になってしまった。7月は好きだ。私の好きな数字は7だ。誕生日もあるし、ラッキーセブンだから。自分と同じ日に生まれた(歳には差がある)アイドルもそれと全く同じことを言っているのを見て、7月生まれの人が言いがちな台詞なのかも思ったことがある。理由になりやすいとは思うけれど、みんながみんな、誕生月の数字を好きになるわけではないだろうから。

 夏はあんまり好きじゃない。暑いより寒い方が得意だ。夏と冬どっちが好き?とか、暑いのと寒いのどっちが得意?と聞かれたら、迷わず「暑い夏は嫌いだ」と答える。人間は熱を生み出すことは自発的にできるし、そうでなくても、寒かったら着ればいいから。リアルクローズにとって現実的かはともかく、着るのは無限にできる。けれど反対に、冷たさは自分では生み出せない。できるとしても、汗をかいて体温を下げようとするだけで、冷たさが発生するわけじゃない。暑くて脱いでも、脱ぐのは無限じゃない。皮膚やその感覚までは脱げないから。限界まで、つまり素っ裸になったところで、照りつける日差しは直に迫ってくるだけだから。だから暑い夏の方が嫌いだ。そう答えていた。こうして書いてみると、なんだか感情がないみたいで気持ちが悪いなと思った。

 でも今年は、概念としての夏は好きになってきた気がする。私が本当は"Summer"みたいなものを嫌いじゃないということを、表に出すのが恥ずかしくなくなってきた。まあ夏らしいことは今の私の身には起こっていないから、まだわからない。夏は要素が多いから好くのも嫌うのも簡単だ。

 考えてみると、夏らしいことなんかここ数年、した覚えがないのだ。夏の季語になりそうな、海だとかアイスクリームだとかそういったものの記憶は案外、夏とは結びついていない。

 私が最後に海に行ったのは昨年の3月だった。二人で行った。まだまだ冷たい風の吹く海辺でいろいろな話をした。内的な話だった。もしもあの日が、日差しの強く照りつける夏のど真ん中だったら、話す内容まで違っていたかもしれない。あの日も、天気は良かった。そして海は青かったけれど、寒かった。だから裸足を海水につけたりしなかったし、アイスクリームやかき氷を食べることもなかった。

 つまり夏が夏らしくあるためにはやっぱり暑くなければいけないし、逆に、季節が夏でなくとも、暑ささえあれば夏のようになるということだろうか。

 


 なんの話をしているんだろう。ぶっちゃけ、昨日の私が「明日はブログを書く」と決めたから今日の私がこれを書かされているだけで、何も書きたいことはない。

 今から書くことも、書きたいわけではないけれど、今月とも関わりのある話だから、今書いておく。ここまでは季節のご挨拶だったということにして。

 


 2021年5月26日、はじめてのCDリリースを行った。ソロの新曲のみで構成された『からだポータブル』、新曲含むコラボ曲のみで構成された『放るアソート』の2枚同時リリースだ。

 ありがたいことに、たくさん取材をしていただいたから、このリリースについて、ここで話すようなことはない。ただ、今日が7月だと気づいたときはじめに抱いたのは、18歳になる前にリリースができてよかったな〜という漠然とした達成感だった。それを一応、せっかくだから、書いておこうかなと思った。

 別に、18歳になったら何かがあるわけではなくて、これが19歳でも20歳でも同じことだったと思うけれど、できるなら早い方がよいのは当然そうだと思って、そのときたまたま17歳だったから、17歳ですと言えるうちにリリースしたかった。だからできて嬉しい。そんだけです。

 これはリリースとは全く関係のない、単なる年齢の話だけれど、今月私は18歳になる。歳をとりたくないとは思わない。むしろもっと一足飛びに歳をとってしまいたい。18歳になったら投票もできるし、結婚もできるし、R-18のコンテンツだって見られるようになる。でもそういう、大きな区切りみたいなものから逃れたい。区切りを迎えたとき、めでたく思う気持ちは大いにあるけれど、なんとなく恥ずかしくなる。早く歳をとって、全部できる状態になってからスタートしたい。だから30歳になりたいと言った。まあでもそれも正しくはないだろう。

 


 こんなに何もない文章を書いたのは久しぶりだ、次はちゃんとしよっ❕