諭吉佳作/menたち

書きたいことを書きたいように書くかもしれないし書かないかもしれません

2018/men③

2019.02.23  21:41:26 投稿

 

    2018/men②の続きです。ライブのこと後半です。

 

 

8月19日 金西寺

カンデラール】

    まさかの浴衣だった。まあわたしの装い事情などは、ライブ自体に直接の関係はないのだが、いや、関係はある。動きづらかった。しかし境内にはいくつか屋台があって、要はお祭りで、その続きの舞台なので、つまり平らな砂利だ。そこに浴衣はよく似合ったが、動き回る場でもなかったので、わたしは久しぶりの直立を楽しんだ。

    地元(ではないが)のふんわりした空気に優しくなってしまいながら、しかし明日は愛知県だと考えて、その程度でああ忙しい、と思った。


8月20日 新栄SiX-DOG

【衣食住音×響宴】

    後に訪れる「バンドさんばかり出演するライブにわたしだけ1人、という機会」とはこの日のことだ。

    投稿サイトのランキングで見たことのあるバンドさん、未確認のライブステージで聴いたバンドさん、初めて会った気のしない人たちばかりではあった。とはいえやはり親同伴の中学生ことわたしは心細かった。実際に舞台に立ってしまえばなんのことはなく、緊張はあれど楽しかった。他の出演者さんに声を掛けていただけたりと、充実もしていた。

    惜しかったのは、出番後にライブを見ていたら体調が危機的になり、早めに帰らなければならなかったことだ。


8月25日 新木場スタジオコースト

【未確認フェスティバル2018 ファイナルステージ】

    直前、緊張はしなかった。袖で担当の方が軽妙なトーク(?)を繰り広げてくださったのもあり、わたしの心は楽しく、そして冷静であった。もちろん全く震えていなかったかと言えばそれは嘘になってしまいそうな気もするが、夢みたいに広い四角の中をよくもまあ動いたなと、自分を褒めたい。

    審査員特別賞をいただけた。わたしは長らく、それを自分のことだとは思えていなかったようだが、なんとなくずっと「成した!」という気持ちになっていて(この満足感は時に危険なものにもなり得るだろうが)、最近コンピレーションアルバムも出たわけで、だんだんと記憶が自分になりつつある。

    うわー…嬉しいな…


9月15日 新宿Motion

【TOKYO CALLING】

    サーキットイベントに出演したのははじめてで、これは触れたことすらない文化であった。新宿というこれまた触れたことのない地で、わたしは大変な緊張を感じていた。何が理由かは分からなかったものの過度にそわそわと、落ち着かず、袖でTwitterを開いてぶつぶつと言っていたのを覚えている。Twitterで緊張を和らげようと思うくらい、落ち着かなかった。普通もっと、方法がある。

    でも実際、ライブさえも緊張で、鮮明には覚えていない。断片的な映像や感情は浮かぶものの、何かたくさんを考える余裕はなかったからだ。聴いてくださる方の顔を一つ一つ、数えるようにじっと見てしまって、逆に言うならばただそれだけで、本当に緊張していたのだなと思う。


9月30日 LIVE ROXY SHIZUOKA

【Music Net Park 15周年記念special】

    台風だった。大丈夫かよ、なんて思っていたが、思うだけでなく台風で、結果的には出演を断念した方もいた。

    駅の近くの、新しいライブハウスだ。その上を電車が通るため、度々轟音が響いた。雷か?と震えてみたが、電車だった。でも、雷が落ちて死ぬより、屋根が壊れて電車が落ちてくる方が悲惨なのでは、と思ってやはり震えた。そんなことを考えていた控えの部屋でわたしは、この日も共演者だった「彼女」と一緒に歌を歌った。

    わたしは消防士だと言われたレインコートをギラギラさせながら座り、歌い、にょろにょろした後、雨が怖くてお先に失礼した。(この後Twitterに写真をアップすると、色々な人から服装に対する反応をもらった。)


10月6日 テレしず万博

【ニュージェネFES】

    テレビだった。歌い終わると画面の中にしか見たことのない方々が横にわらわらと集まってくださり、感想を言ってくださる。

    テレしず万博内のイベントとしてこの企画があったわけだが、音楽だけでなく同世代の方々の様々が見られたし、普段のライブとは具合が違ったので、とても面白かった。出番までは駐車場のような広いスペースで待機していたのだが、いつもと違う雰囲気での緊張で体調を崩しながら、浮き足立ち、ずっとふらふら動いていなければ気が済まない、そんな感じであった。しかし崩した体をなんとか整えつつ、本番はやれました。楽しかった。


10月8日 磐田

【香りの公園祭り】

    正直、まあまあセンチメンタルな気分だった。もうこんなことはないとみんなが口を揃えて言うし、実際そうなったのではあろう。わたしもなんとなくぼうっと寂しげな気持ちで、周りを見れば枯葉が落ちていたりなんかしたから、それがまた感傷を助長した。

    また妙に緊張したが、わたしは真昼間から真夜中みたいな曲を流した。数日前、それらを「あの時間にこれはどうだろうか」と疑いながら選曲したのに、まあまあしっかりと神妙な気持ちになってしまった。


10月31日 下北沢モナレコード

【LONGER THE FOREVER】

    これはまったくの私情であるが、憧れの人が来てくださった。のっけからこんなことを言って、お前ちゃんと振り返れよとは思う。しかしこれは、それほどまでに重要な出来事であった!

    その方のことを大好きすぎるあまり、「わたしは心細い東京に都合のよい夢を見ているのだ…」とずっと思っていたし、もはやその人がこの世に存在するという確信も持てなかった。数ヶ月経った今でも、わたしはその出来事を日々の糧にしているし、そして後世まで大事に語り継いでいくであろうと思っている。将来、友人と酒を飲みながら話すのはこの自慢話だ!と本気でシミュレーションしている。

    出演時間が長かったため、わたしはいつもより1曲多い6曲を歌わせていただいた。前触れもなく当時の新曲であった 洋装の語る〜 をドキドキしながら歌った。低音がぼこぼこと突き上げるように鳴っていて、このままでは地面にめり込んでしまう!と考えながら、でも自分の音楽を楽しんだのはこの日が一番なのかもしれない。時間を余らせたわたしに、皆さんは長い時間拍手を続けてくださった。咄嗟のことだったから、もう1曲、はやめておいたが、わたしはどうしてもこの日のことを特別に思わずにはいられない。


11月11日 クリエート浜松 創造活動室

【Hamamatsu Sounds vol.2】

    白いのが、わたしはとても嬉しくなってしまった。照明と壁が白くて綺麗で、土足厳禁の部屋、新しい靴下でひたひたと歩いた。

    バレエは親戚の子が踊っていた発表会でしか見たことがないが、なんとなく自分はそんな気持ちで、普通の移動をもぴょんぴょん飛ぶように過ごした。自分に纏わり付いたスカートのわさわさとむき出しのつま先がいつも以上にわたしをうにょうにょさせてしまうので、歌っている時も、そうでない時も、うにょうにょ動いていた。ずっと神聖な気持ちだった。何か優しくて丸くて柔らかく澄んだものになったような気持ちでいた。

    写真を撮る時間があったが、この日が「あれら」のであったことから、そのポーズだった。わたしたちの1の手が見られる。

    

11月18日 池袋オンリーユー

【女流雑貨art music festival vol.0】

    色々な分野の力の集結した、面白いイベントだった。お洋服を作る人がいたり、そのお洋服を着てみせる人がいたり、歌う人、踊る人、DJ、VJ、絵を描く人、色々いた。そういった経験がまずなかったので、本当に色々で、面白くなってしまった。装飾のされたステージで歌えた。大勢の術によってそこに普通とは違う別の空間があったのだから、素晴らしかった。

    これも私情ではあるが、ずっと見ていた人がファッションショーに出演していた。彼女らは、真っ白でふわふわな MIYANISHIYAMA さんの衣装を着こなして、ランウェイを歩くのだ……ほとんど泣きそうだった。こんなに綺麗な人がいるのかと思った。

    福岡のアイドル、 963 さんが出演していたことも、わたしにとってとても大きかった。もともと楽曲など気になってはいたが、そのかわいさと、歌/踊り、間の素敵すぎるMC、生で見たら、完全にファンになってしまった。無事それをご本人にお伝えすることに成功(といってももうまく言えなかったので、ほぼ失敗)、CDをいただき、写真も撮っていただいた。 

    963 さんのInstagramから、かわいいアイドル二人に挟まれる無愛想なおたくが見られます。いただいたCDとても聴かせていただいている。


12月16日 浜松窓枠

【NEW GROWND】

    あんなに広いとは思っていなくて、そして高円寺の時同様、それが若者でいっぱいになるとは、思っていなかった。あれは東京だからであって、静岡ではそうもいかない、とそう思っていた。しかしそれは完全に間違いで、わたしより少しだけ年上であろうたくさんの人が体を動かし声を上げる。わたしは何も知らなかったのだ。

    また消防士になって、いつもより、とても自由にやっていたと思う。久しぶりにライブハウス然としたライブハウスで、歌えたのがとてもよかった。

 

 

今年も面白がりたいと思います。体にはくれぐれもお気をつけて、よろしくお願いします。